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体外受精、すべきかどうか [不妊治療]

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体外受精を行う上で不安に思う項目に、費用の面は当然の事ながら、その他にも、安全性やリスクの問題もあげられます。しばらく、体外受精の安全性やリスク(時にはあえてそれを承知でトライする必要があることも)について御紹介します。

1978年、イギリス(大英帝国として栄えた時代もありました)で世界初になる体外受精での妊娠が成功して、日本では1985年に初めて体外受精が成功しました。つまり、体外受精の歴史(幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」は京都の人気スポットの一つでしょう)はまだ30年程度。

体外受精は100パーセント確実な安全性が確認されている訳ではありません。また、危険性については、一番大きな物に、「多胎妊娠」がありますね。これは、妊娠の可能性をほんの少しでも高めようとして、受精した卵を数多く子宮に戻してしまうことが要因です。

でも、だからといって、この子宮に戻す受精卵の個数を減らしてしまうと、今度は妊娠の確率が低くなってしまいます。多胎妊娠の危険性に関しては、医師ともよく相談する事が大切なのです。

そのほかにも、卵巣過剰刺激症候群や子宮外妊娠と言った母体への負担が掛かりしまうリスク(時にはあえてそれを承知でトライする必要があることも)も考えられるのですし、体外受精は自然妊娠と比較して流産率が少し高くなっているとも言われていますね。

けれど、実際に体外受精をされる方は、基本としては妊娠し難い体だったり、高齢出産だったりと、何らかの問題を抱えていることが多いんです。その為、統計的にこういった結果が出てしまっているケースもあるらしいです。

体外受精を検討する際、妊娠出来る確率だけではなく、その安全性やリスクについても医師の説明をよく聞いた上で、夫婦でじっくりと話し合いをして決断しなくてはなりませんね。

未来の赤ちゃんに出会うために 不妊治療・体外受精のすすめ

未来の赤ちゃんに出会うために 不妊治療・体外受精のすすめ

  • 作者: 成田 収
  • 出版社/メーカー: 南山堂
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: 単行本



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