不妊の原因、男女問わず [不妊治療]
以前、不妊の原因として、男性の側、女性の側とそれぞれ書きましたが、今回は男女問わずです。たとえば、ストレスが原因で、精巣の機能障害が起こったり、精子の運動量が低くなったり、精子の生産量が減ってしまったりします。男女問わず、タバコやアルコールが不妊の原因になることがあります。さらに、不妊には、男女問わず原因不明の場合があります。
ストレスが原因
不妊は、男女問わずストレスが原因のこともあるんでしょうか?
男女どちらの場合も、ストレスが不妊の原因となることがあります。
不妊は、女性だけに問題があると思われがちですが、男性の方に問題があるケースも増えています。
男性の場合、先天性の不妊の原因だけでなく、後天性の不妊の原因が問題となることも少なくありません。
この後天性の不妊の原因の一つに、ストレスも含まれているのです。
ストレスが原因で、精巣の機能障害が起こったり、精子の運動量が低くなったり、精子の生産量が減ってしまったりします。
また、勃起不全や射精障害などを引き起こすこともあるでしょう。
そういったことが原因で、不妊に繋がってしまいます。
一方、女性の場合ですが、女性もストレスが原因で妊娠しにくい体になるといわれています。
例えば、ストレスが原因で、ホルモンバランスが崩れてしまう場合があります。
ホルモンバランスが崩れてしまうと、生殖器官の機能が低下してしまいます。
それによって、妊娠しにくくなってしまうのです。
ストレスを感じないようにするのは難しいですよね。
でも、妊娠を望んでいるのであれば、ストレスを感じても、できるだけ溜め込まないように、上手くストレスを発散するようにしてください。
タバコやアルコール
男女問わず、タバコやアルコールが不妊の原因になることがあります。
まず、タバコがどのような不妊の症状を引き起こすかについて、説明します。
タバコが体によくないことは、みなさんもご存知ですよね。
男性はタバコを吸うことで、精子の数が少なくなってしまいます。
そして、精子の運動量も低くなり、不妊の原因になってしまうのです。
精子の量や運動量が低下するだけでなく、奇形の精子が増えてしまうということもあるでしょう。
女性の場合は、タバコを吸うことで、着床障害や卵管障害などを引き起こす場合があります。
続いて、アルコールに関して、説明します。
アルコールを過剰摂取することで、男性は奇形の精子の増加や勃起不全を引き起こす可能性があります。
また、女性は排卵障害や生理不順などになる可能性があるでしょう。
妊娠できたとしても、アルコールを摂取することで、通常より2.5倍流産しやすくなるとも言われています。
もし、妊娠したいのであれば、タバコやアルコールは控えるようにしましょう。
原因不明
男女問わず、不妊の原因が不明な場合もあるのでしょうか?
不妊には、男女問わず原因不明の場合があります。
なかなか妊娠することができないため、男女共に様々な検査を受けたのに、はっきりとした原因がわからないケースを原因不明不妊と言います。
原因不明不妊は、不妊症の約10%を占めているのです。
原因不明不妊の検査は、簡単なものから精密に調べる腹腔鏡検査まで、色々なものがあります。
原因不明不妊の原因としては、着床障害、子宮内膜の異常、染色体の異常などが代表的でしょう。
原因不明不妊の場合、全く不妊治療しなくても、妊娠する可能性があります。
3年以内で60%妊娠する可能性があると言われていますから、割と高いといえるかもしれません。
また、原因不明不妊の検査で行う腹腔鏡検査ですが、これは診断のために行うだけでなく、治療にも用いられます。
腹腔鏡検査を行う際に骨盤内をきれいにすることも、妊娠する可能性を高めていると考えられています。
必ずしも、腹腔鏡検査をしたからといって妊娠できるとは限りませんが、やらないよりはやった方がいいかもしれませんね。
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