赤ちゃんの心雑音、その真実

赤ちゃんの心雑音について話題になりました。
現役の医師が回答してくれるweb医療相談掲示板の「AskDoctors」では、そのやりとりの一部を紹介するメールマガジンを発行していますが、その中に「赤ちゃんの心雑音」について質問がありました。「赤ちゃんの心雑音について
今月22日に男の子を生みました。退院の時の小児科検診で、最初赤ちゃんの心臓に雑音があったが、数日後に消えていたので、心配ないと言われましたが、やっぱり心配だとくいさがっから、その場でもう一度聴診器をあててくれました。そうしたら、ほんの少しだけまだ残っているが、様子見でよいと言われ、四日後にもう一度小児科外来にいらっしゃいと言われました。先生がおっしゃるには、よくあることで、お母さんのお腹の中にいた時の血液の流れと、産まれた時の血液の流れは違うので、それが雑音となって聞こえるが、通常は消えるので、問題ないと言われました。万が一消えなかったら、大きな病院で検査して下さいとのこと。心配で泣きそうでした。上の子の時は何も言われなかったので、余計に心配です。本当によくある事なのでしょうか?(30代/女性)

よくあります。（A先生の回答）
よくあります。機能性雑音とよばれるものです。大人になるまでに大体消えますが、成人でも聞こえる場合があります。かくいう私も餓鬼の時分雑音があったそうですが、頭のデキ以外は何事もなく育ってます。ウチの教授曰く、私の頭のデキに関しては雑音は無関係で、自分の責任だそうです。 」

赤ちゃんの心雑音、は心肺ですが、「機能性雑音」で、「大人になるまでに大体消え」るものということです。

もちろん、これは一般論であり、すべてがそうだと断言できるわけではありません。心配な方は病院に行かれるべきです。

ここまできた注目の小児科臨床ガイド―小児科専門医のための生涯教育ナビゲータ

• 作者: 日本小児科学会教育委員会
• 出版社/メーカー: 中山書店
• 発売日: 2009/04/18
• メディア: 単行本

タグ：赤ちゃんの心雑音 ここまできた注目の小児科臨床ガイド